住職の一言

梅雨明け間近の14日、なぜかその日、青い空が眩しいほどだった。


病室では母が静かに寝息をたて眠っていた。


手を握ると弱々しいながらも握り返してくれた。


小一時間ほどして弟が見舞いに来た。


やはり手を握ると握り返したようだった。


目を見開き弟の姿を確認したのか、安堵したのか、静かに大きく息を吐いた。


弟が「まだ手が温かい」と呟いた。妻がそれまでさすっていた為なのだが。


三人そろってほっとした時、慌ただしくナースが飛び込んで来た。


「自発呼吸をしていません」よく見ると穏やかな母が息をしていなかった。


本当に静かな穏やかな別れであった。


秋山の地に移り五十年、地域の皆様に支えられありがとうございました。


心から感謝申し上げます。     

合掌


去り行く時の流れにも消しえぬ一筋の足跡

先日の祖母の葬儀では大変多くの方にお世話になりました。


お手伝いに来てくださったお上人方。


受付や接待を引き受けて下さった檀信徒の方。


本堂の引き戸が外れないのでヘルプをお願いしたら、急いで駆けつけてくれた宮大工さん。


もう言い出せばキリがないです。


どれだけの方がこの2日間、力を尽くしてくれたかは定かではありませんが…


1人の人を見送る為に、とてつもないエネルギーが使われたって事は確かな事実です。


少し見方を変えるなら、


『人が亡くなるという事は、とてつもないエネルギーの源がこの世の中から1つ消えた事になる。』


と同じ事なんだと改めて思いました。


さて、そんな祖母の若かりし頃、約半世紀ほど前になりますが、『人に歴史あり』というインタビュー番組があったそうです。


インタビュアーの八木治郎さん(元NHKアナウンサー)がテーマソングに合わせて、


「人の世の潮騒の中に生まれて、去り行く時の流れにも消しえぬ一筋の足跡がある。今日は○○さん(その日登場するゲスト)の歴史を振り返ってみたいと思います。」


というナレーションで番組がスタートしていたらしいですね。


『去り行く時の流れにも消しえぬ一筋の足跡』


この言葉が印象に残りました。


今の私がここにいるのは、今までの歴史があってのこと。


そして私はこれからどんな歴史を作っていくのか。


さらに私は誰にこの歴史を伝えていきたいのか。


祖母の葬儀を通して改めて思った事。


自分が歩んできた道のりをしっかり残す事。


色々と考えさせられる数週間でした。

 


今月の聖語

日蓮宗 ポータルサイト 「今月の聖語」より
日蓮宗 ポータルサイト 「今月の聖語」より

=仏心=

私たちの心の中には、貪りや愚痴など嫌な部分もありますが、誰かの役に立ちたいと願う良いところもあります。それが仏心です。


しかし私たちは自分自身のなかに仏心があることを忘れがちです。


《私》という 漢字を見つめてみましょう。


私》の《禾》から「一(イ)」と「八(ヤ)」のイヤな心を除くと《仏》という漢字が残ります。


つまり《私》の字には《仏》が内在しているのです。


この隠れた仏心を呼び起こすのが合掌です。

 

 

『曾谷二郎入道殿御報』

 この書は弟子の曾谷二郎入道へのお手紙です。正しい教えを否定する罪について筆を起こされ、この罪を犯す者がはびこれば世が乱れることを示されました。当時は蒙古襲来の危機など社会不安の真っ只中にありました。この罪を犯しているからだと、聖人は批判されています。

社会の一員として、どのような苦難に遭おうとも「心は仏心と同じ」と信じる覚悟を勧めて筆はおかれます。

弘安四年(一二八一) 

聖寿六十歳

日蓮宗 ポータルサイト >>>>http://www.nichiren.or.jp


教えて!お上人さん

〜仏事の質問箱〜

Q_煩悩(ぼんのう)の意味を教えて下さい。


A_煩悩とは貪瞋痴(とんじんち)の『三毒』を始めとする心の迷いの事をいいます。


まず、貪(とん)とは欲望や執着のこと。


次いで、瞋(じん)とは怒りや憎悪、怨恨のこと。


最後に痴(ち)とは無知や愚かさのことを言います。


この貪瞋痴が苦しみの元になっています。


なかでも我執(がしゅう:自分に執着すること)が大きな迷いを呼ぶと言われているのです。


また、仏教での『愛』は愛着の意味合いで使われることが多いのです。


従って煩悩の一つとされています。


私たちの生活において煩悩をなくすことは中々できることではありません。


ですが、一人一人がこのことを心がけていればより良い毎日を送れるのではないでしょうか。


暑さで忘れることもあるとは思いますが、是非とも実践していきたいですね。


お家で旅気分

〜皆さんの旅行体験をお聞かせ下さい〜

宮崎県西臼杵郡高千穂町 高千穂峡

↑左側に見える滝が『真名井の滝』です。
↑左側に見える滝が『真名井の滝』です。

 

 

ここ高千穂峡はその昔、阿蘇の火山活動で噴出した溶岩流と五ヶ瀬川の侵食によって形成されてできた渓谷です。


高さ80m~100mの岩壁が続く深い谷の間を水と緑のコントラストで描かれた様な風景を見ながらボートで進む事ができます。


神々が降臨された地としても有名である高千穂は、神話と伝説の里とも言われております。


古事記や日本書紀によると、アマテラスオオミカミ(太陽の神様である、天照大神)が弟のスサノオノミコトに激怒した際に、洞窟に隠れたことで世界が真っ暗になってしまったという有名な話があります。


その舞台がここ高千穂だと言われているのです。


また、この渓谷の中にある17mもの高さから落ちる真名井の滝ですが、滝壺も同じく17mほどあるそうです。


そんな真名井の滝にも神話があります。


アメムラクモノミコトという神様が降りてきた際、この土地に水がなかったそうです。


そこで水種を移し湧水した滝となって流れ落ちていると言伝えられています。


木々の隙間から見える空には真名井の滝のしぶきがキラキラと光輝き流れ落ちています。


日常では体感する事が出来ない、素晴らしいこの渓谷は、大自然と長い歴史とが融合している神秘的な体験ができる場所です。


今月のまいう〜♪

〜美味しさは、明日への活力!!〜

中華厨房 ゆうえん


中華厨房ゆうえんは松戸市内に3店舗(松戸駅付近、20世紀ヶ丘、松飛台)を構える、地域密着型の中華料理屋さん。


入りやすさと豊富なメニューにより来店頻度が上がってしまいます。


さて、ラーメンと言っても色々ありますよね。


ここゆうえんさんのラーメンはまさに昔ながらの『東京ラーメン』です。細めの縮れ麺を持ち上げると、醤油のいい香りがフワっと漂います。懐かしい味が恋しくなった時に思い出すお店ですね。


美味しさはもちろんの事、値段が安いのに量が多いのも特徴です。


お財布にも胃袋にも素敵な中華料理屋さんです。


また、テイクアウトでお弁当も販売しています。


慶国寺では毎年の盆踊り祭準備で忙しい時には必ずお弁当を注文しています。


バテそうになった時にゆうえんさんの酢豚弁当やスタミナ弁当を食べると、活動力が戻ってきます。


さて、今年は何弁当を注文しようかな?どれも美味しいので迷ってしまいます。

 

 

中華厨房 ゆうえん

住所 千葉県松戸市二十世紀が丘萩町10-4

電話 047-363-1786

営業時間 11:00~24:00

定休日 無休

北総線北国分駅より約1km


大切なのは目的を達成する事

7月23・24日に池上本門寺において『少年少女修養道場』が開催されました。


さて、この修養道場を簡単にご説明しますね。


小学生の子供達が親元を離れて一泊二日お寺に泊まって修行体験をします。


内容としては、お経練習や写経、唱題行などを行います。


また、レクリエーションを兼ねた教育も同時に行います。


お箸を使ったゲームをして、その後の食事にてお箸の使い方の復習をします。


また、今年からスタンプラリーワークという方法を導入しました。


これは、子供達に配る”しおり”にお題を書いてそれができたらスタンプを押していくというものです。


このお題には、普段の生活において『出来ていそうで出来ていないような事』を設定しました。


例えば…。トイレのスリッパを並べる。とか、大きな声で返事をする。とか。就寝前には、明日の用意をする。など28項目を設定しました。


そして、この28項目のほとんどは、毎年私たちが口を酸っぱくして言い聞かせて、教えようとしていたことなのです。


が、しかしなかなかうまくいきませんでした。去年までは。


今回のこの方法は見事に大当たり!もう去年のまでのように私たちがガミガミと言うまでもありませんでした。


子供達は自分から進んでその項目をクリアしてスタンプを集めていました。


この方法の良いところは、『目的を明確にしてあげて、そこまでの過程は任せる。』という所です。


大切なのは目的を達成する事。


そんな事を教えてあげられたのではないかと思いました。


私たち大人も子供達と一緒に成長できたと実感しました。


今まで成し得なかった目的が達成できました。

 

閉講式の様子 大きな声でお経を読みました。
閉講式の様子 大きな声でお経を読みました。

今月の行事

8月12日(水)

13:00~ 題目講

 

8月13~15日(木~土)

八月盆 各お家へお経に参ります。

 

8月20日(木)

15:00~ 施餓鬼会  

15:30~ 諷誦文

16:00~ 慶国寺盆踊り祭 開場

 

 

8月27日(木)

14:00~ 写経会

子安鬼子母神堂大祭にて
子安鬼子母神堂大祭にて



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