住職の一言

サルスベリの花が見事に咲いています。


母の四十九日の法要も無事終わり、納骨を済ませました。


昭和40年の春のお彼岸が終わって、私達一家は秋山のお寺に引っ越してきました。


ちょうど50年が過ぎた今年の春、お彼岸が終わった次の日母は入院しました。


お寺に一度も戻ること無く逝ってしまいました。


病院に行く途中に呟いた「帰りたい」という言葉が忘れられません。


本当に檀家の皆様にはお世話になりました。改めて感謝申し上げます。


4年前先に逝った、19年我が家に暮らした猫のお骨とともに静かに安らかにしていると思います。

いや、また頭をたたいているかも?


慶国寺の境内から私達を見守っていてくれていることと思います。     

合掌


『かくごする』を考える。

私たちは、人生は明るく楽しいものだと最初から思いこんでいる。

それを用意してくれるのが社会だと考えている。

しかし、それはちがう


と作家である五木寛之さんは断言しています。


そして、この混迷の時代だからこそ、人生とはそもそも苦の連続なのだと言います。


そして、『覚悟する』ところから出直す必要があるのではないかと申しているのです。


さて、『かくごする』といえば、一般的には《重大な意思を心に決めたりする》ことを言いますね。


または、《あきらめて状況を受け入れる》といった意味で用いる事もあります。


お釈迦様のことを『覚者(かくしゃ)』とも言いい、この『覚者』を辞書で調べると、


【真理を悟っている者。自ら悟り、他者を悟らせる者。】と出てきます。


『さとり』という言葉を漢字で書くと『覚り』または、『悟り』となります。


この両方の漢字を合わせてできる言葉が、そう『覚悟』ですね。


『覚悟』は仏教的にいうと、《迷いを去り、道理をさとること》を意味します。


冒頭に出てきた作家の五木寛之さんが、楽しいものを用意してくれるのが社会だと考えるのは違う。


と言ったのは、この覚悟の言葉の意味が分かれば納得しますよね。


明るく生きるも、楽しく生きるもその根本は『自分』です。


社会や近くの人が作ってくれる訳ではないですよね。

 


今月の聖語

日蓮宗 ポータルサイト 「今月の聖語」より
日蓮宗 ポータルサイト 「今月の聖語」より

=本当の心=

月を見て美しく感じ、花を愛でて気持ちがなごむのは、私たちの心がそれらと呼応するからです。


すなわち、私たちの心にはすでに月は美しいもの、花は愛らしいものと感じる清らかな心があるからです。


 しかし、私たちは忙しい生活を送るうちに、知らず知らずなごやかさや穏やかさを失い、美しく清らかな心の存在を忘れてしまいます。


 そんなとき、合掌すれば、あなたの心の奥にしまわれている月や花を呼び起こし、私たちがもつ本当の心を取り戻すことができるのです。

 

 

『事理供養御書』

 このご遺文は信徒からのお供え物に対しての礼状です。

 財(宝)のなかで《いのち》こそが、一番であると示され、過去に雪山童子という修行者が教えを授かるために自らの《いのち》をささげた行動が、信仰の姿だと述べらました。

 しかし、それは現実として無理なことです。そこで日蓮聖人は、「人として正しく生きる」という《志し》を立てることが大切とされ、私たちがこの教えを信じたとき、営みのすべては仏さまの教えの世界になると示されました。


建治二年(一二七六) 

聖寿五十五歳

 

日蓮宗 ポータルサイト >>>>http://www.nichiren.or.jp


教えて!お上人さん

〜仏事の質問箱〜

Q_ 奉納(ほうのう)の意味を教えて下さい。


A_仏様や神様に物品をお供えすることを言います。


では、なぜ物品をお供えするのでしょうか?


まず、私たちを見守っていただく為に、仏様や神様には一定の場所にしっかりと腰を据えていただかなければなりません。


心地よくその場所にとどまっていただく為に、私たちとって『価値のあるもの』を捧げる必要があるのです。


また、奉納は物品だけだと思っている方がいらっしゃいますが、決してその限りではありません。


仏様や神様が喜んで納めてもらうためであれば、芸能や武芸、競技でもいいのです。


例によって、大相撲は毎年『奉納大相撲』を執り行っています。


相撲は古くから日本の神事との関わりが深く、『国技』として親しまれてきました。


なので、『奉納大相撲』は通常の巡業とは違い、神様へ技のかぎりを見せる”仕合”だそうです。


その後、力士たちは新たな気持ちで次の春巡業へと向かうそうです。


お家で旅気分

〜皆さんの旅行体験をお聞かせ下さい〜

三重県伊勢市 おかげ横丁

↑おかげ横丁の入口にある看板
↑おかげ横丁の入口にある看板


おかげ横丁は、伊勢神宮内宮の鳥居前にある門前町『おはらい町』の中ほどにあります。


伊勢神宮への『お伊勢参り』ブームが起こったのは江戸時代。


この参拝は別名『お蔭参り』と言います。


お蔭参りのいわれは、奉公人などが主人に無断で参拝したり、または子供が親に無断で参詣したことが始まりだと言います。


そして最大の特徴は大金を持たなくても『信心の旅』ということで道中の施しを受けることができたそうです。


全盛期だった江戸時代は年間200~400万の参詣者がいたそうです。


しかし、昭和40年代には年間20万人程度にまで減ってしまったそうです。


この状況を打開するために老舗和菓子店の赤福が立ち上がりました。


約10年という短い期間におはらい町を伊勢路の伝統的な妻入り建築が並ぶ風情に再現させました。


今では三重県や伊勢地方の魅力を凝縮しています。


老舗の味から名産品、歴史や風習、人情まで一度に体感できます。


お土産から食べ歩きなど何をするにも充実しています。


お伊勢さんの「おかげ」という感謝の気持ちを持ってオープンさせたのが平成5年。


以来、約20数年が経った現在、過去最高の年間655万人がこの地を訪れたそうです。


この繁盛も全てお伊勢さんのお蔭様だと、おかげ横丁の商人たちは言っています。


今月のまいう〜♪

〜美味しさは、明日への活力!!〜

料亭 富吉


松戸の老舗料亭として知られる富吉。


お座敷にて高級な会席料理を食べるイメージがある方も多いはず。


たしかに表通りの正面側から入るにはとまどいがちになりそうです。


しかし、裏の川沿いの道へ回ると入りやすい雰囲気の和食レストランの入口があります。


通り沿いからも見える大きな窓からは青々しい竹が更に雰囲気盛り立てます。


落ち着いた空間の中で心と身体にやさしいひとときをお過ごしたい方にはぴったりです。


ご接待はもちろんのこと、ご家族連れなど、様々な宴にご利用できます。


また、富吉さんの3階個室から一望できる空中庭園はなんとも素敵なこと。


長い経験を積んだ一流の調理師による日本料理は絶品ですね。


吟味された新鮮な旬の食材をふんだんに使ったお料理は素材の良さを生かしながら、上品に味付けられています。


このお料理も富吉さんの自慢のひとつです。


 

料亭 富吉

住所 千葉県松戸市松戸1757

電話 047-367-2048

営業時間 昼:11:30~14:30

     夜:17:30~20:30

定休日 月曜日

松戸神社より徒歩3分

 


中止かと思った盆踊りですが…

8月20日の午前中。土砂降りの雨。


この状況はどこから見ても1日中雨。


もう降らないでー!と思ってもそんな思いを無視するかの様にジャージャー降り続ける雨。


慶国寺へ『今日のお祭りは中止ですか?』との問い合わせの電話が鳴る。


境内を見渡せば、盆踊りを行うやぐらの周りは池のように水が溜まっていました。


今年からは写真の様にやぐらの周りにも提灯段を設置しました。


しかしその足元にまでも及ぶくらいびっしり水が張っていたのです。


そんな時、手伝いにきてくれていた友人が、

『大丈夫です。きっと雨は止みますよ。いつでも出来る様にしておきますね!』

と言ってくれました。


天気に左右される仕事をしているので、雲の流れから今後の天候が予想出来るんだそうです。


しかし、ここで雨が止んでもこれだけ水が張っていたら盆踊りは絶望的だと。


ぬかるんで盆踊りどころではないな…。

と思っていました。


本当に当時の天候と同じくらいどんよりしていました。


しかし!午後3時。

お施餓鬼法要が始まる頃、見事に雨が止んだのです。


そして心配していたやぐらの周りの池の様な水がスーっと引いていくではありませんか。


予定通りお施餓鬼法要が終了し、今年も『秋山音頭』のリズムを聞く事ができました。


色々なことに感謝した今年の盆踊り祭でした。

 

 

午前中の境内の様子
午前中の境内の様子
境内の提灯段の様子
境内の提灯段の様子

今月の行事

9月12日(土)13:00~ 

題目講


9月20~26日(日~土)

秋季彼岸 各お家へお経に参ります。


9月25日(金)14:00~ 

写経会

子安鬼子母神堂大祭にて
子安鬼子母神堂大祭にて



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